看護部のご紹介

看護部長ご挨拶


看護部長 鈴木 記代江

 私たち看護部のページをご覧いただき、ありがとうございます。

三島共立病院の看護部では、患者様や地域のみなさんとともに歩む看護をすすめています。安全、安心の看護の追求はもちろん、患者様の思いや要求にこたえることができるよう、インフォームド コンセントを重視し、チームで看護をおこなっています。

 当院は100床未満の小規模病院ですが、地域の患者様が安心して住みつづけられるよう在宅関連施設と連携した看護をおこなっているのが特徴で、退院後に介護を要する患者様(要介護の方)の在宅復帰率も常に50%をこえております。人工呼吸器、中心静脈カテーテル、胃ろう管理など医療依存度の高い患者様や、ターミナルを在宅で迎えられる患者様にも、安心して在宅療養ができるよう支援させていただいております。

 看護師として働く環境という点では、当院と経営母体を同じくする3つの訪問看護ステーション(訪問看護ステーションほほえみ・ふしみ・かんなみ)や院内の在宅診療部と連携しながら人事交流もおこなっており、看護師として働き続けられるための、時々のライフスタイルや条件に応じたフィールドがあることが特徴です。

 今日、政府によって毎年2200億円もの社会保障費が削られ低医療費政策がいっそう推進される中、患者様の医療費自己負担が増やされ、病気になっても安心して病院にかかれない深刻な状況が生まれています。私たちは、「無差別・平等」の立場からご入院の際の差額室料はいっさい頂いておりません。また、経済的困難によって健康を害したり健康回復が妨げられたりすることがないように、社会保障充実を求める運動にもとりくんでいます。

 ぜひ私たちとご一緒に、がんばりましょう。


私達の看護理念


 私たちは看護師として『ナイチンゲールの看護論』を基本として、患者様の生命過程・回復過程、生活過程、社会過程への働きかけを行い、その人の生活の場所で、健康的であり、よりよい状態を目指します。

 私たちは、「患者様中心の看護」「ベッドサイドケアを重視する看護」「高い人権意識に裏づけされた看護」を理念としてきました。ナイチンゲールの言葉は、まさに私たちが理念として掲げる事柄と一致します。生命過程への看護のみならず、生活過程、社会過程への看護展開をおこなう事を目指していきます。

<わたしたちの理念と方針>

  わたしたちの理念の基となるもの
 @民医連綱領 憲法を守る視点
 A民医連看護の「三つの視点」
1.患者の立場に立ち 2.患者の要求から出発し 3.患者とともに闘う
 と「四つの優点」
1.医療と看護が専門分化する中で患者の生活を見据え総合的視点で
2.高齢者をはじめとした生命に対する差別が進められる中で無差別性を追求し
3.民主的集団医療、真に患者の立場に立つことでの民主性を貫く
4.一人一人の人権を守り要求する立場で運動と結びつける
 B職能団体 日本看護協会 「看護者の倫理綱領」 15条
 人間の生命、人間としての尊厳及び権利を尊重する
 職務として専門性、責任、自己研鑽など具体的によりよい社会づくりに貢献する
以上の視点と病院の理念を踏まえて、三島共立病院 看護部の理念を作りました。
@私たちは医師をはじめとした他職種と連携し、安全・安心の看護・(介護)をめざします。
A私たちは生命の平等と尊厳を守る立場、患者さんの要求を尊重する立場を大切にします。
B私たちは自らの業務に責任を持ち、質の高い看護・(介護)をめざし自己研鑚に努めます。
C私たちは地域との接点を大切にする「共生」をめざすとともに、安心して住み続けられる社会づくりに貢献します。

<スローガン>
 いつでもどこでも優しい手と目、確かな知と技



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私たちの看護実践から


■医療安全体制の強化、リスクマネージャーを配置して■
 3階病棟師長 長谷川 朝美


 当院では、医療安全管理委員会を中心に組織的に医療事故防止に努めてきました。しかし、医療活動の拡大、医療情勢をめぐる厳しい変化、教訓が伝わりきらず同様の医療事故が発生するなど、求められる役割と機能を充分に果たしきれない状況になっていました。そこで、改めて医療安全の充実を図り「質」を向上させる安全文化の構築に向けた対策を考える必要があり、当院における安全管理体制の強化としてリスクマネージメント委員会を昨年立ち上げました。

 昨年度は、各部署にリスクマネージャーを配置しインシデントレポートの積極的提出の励行と集約をおこないました。KYT(危険・予知・トレーニング)を行い各部署より取り組みの報告がありました。なかでも病院入り口の自動ドアの危険として、子供の事故回避のための改善を子供目線で話し合い警鐘ポスターの配置場所、ポスターの絵や字の工夫点など積極的な議論が交わされました。

 今年度はリスクマネージャーの教育・育成のために学習会を計画しています。学習会は、テーマ別にワーキンググループをつくり学習発表を行う予定でいます。テーマとしては、「患者誤認防止」「身体拘束について」「インシデント・アクシデントレポート」「医療事故発生時の対応」「ヒューマンエラーについて」「自分を守るための方法」を予定しています。各リスクマネージャーがリスク感性を磨き医療安全文化の風土が広がることを確信しています。


■看護師になっての想い■
 外来師長 山本 都美(さとみ)


 「看護婦さんになりたい」そんな保育園の頃の淡い思いから始まった私の看護人生。もう30年が経ちました。病棟業務を経て、健診後のフォローや、中断チェック患者様フォロー慢性管理に力を入れて、各コメディカルと一緒に対応しています。疾病予防、早期発見、治療が長生きの秘訣です。たくさんの患者様との出会い、悲しい別れもありますが、私自身も成長させていただいたと感じます。

 スタッフ同士が支えあい、協力し合って業務にあたっています。昨年度は独居老人や生活者の孤独死に胸を痛めました。患者になれない患者様が数多く見られるのも現実です。こんな社会だからこそ、私達が力を合わせて、最後の砦の共立病院を守りたいと思います。



■3階病棟はこんな病棟です■

 こんにちは。
 3階病棟は30床の重度の障害者病棟です。
 現在入院されている患者様は、重度の肢体不自由患者様、神経難病患者様、重度の意識障害患者様が70%を占めています。紹介で悪性疾患の緩和ケア入院もお受けしています。
 病棟勤務スタッフは、看護師19名、看護助手4名です。主治医を中心に毎週薬剤師、NST、栄養士、医療相談員、理学療法士等で合同カンファレンスを開催して、よりよいケアを目指しています。看護師は2交代勤務をして夜勤は2人の看護師が勤務しています。
 看護師の今年度の目標は

 障害のある患者様が『力いっぱい自分らしく輝いて生きる』ことを尊重し、患者様の病態に合わせたより豊かな看護実践に努めます。
 ・メンバーシップが発揮できるチームづくり
 ・接遇強化し爽やかな病棟を目指す
です。
 患者様が安心して在宅療養できるように家族指導も計画したり、ご家族様の相談もいつも対応しています。病棟スタッフは、いつも患者様に声を掛け深く観察し迅速にケアをして患者様が満足した入院治療ができるようにスタッフ同士も明るく声を掛け合っています。
 ぜひ3階病棟へ見学にいらしてください。

■在宅診療部の紹介■
 在宅診療部 師長 三田 恵子


 共立クリニックから共立病院に戻り、在宅診療部としてスタートして3年が経ちました。
 現在200名ほどの患者さんを、24時間対応しています。在宅だけでなく、有料老人施設やグループホームへも往診し、看取りも行っています。
 在宅医療は、患者さんだけでなく介護しているご家族へのサポートも大事です。ご家族が安心して介護できなければ在宅医療は続きません。ご本人、ご家族の気持ちに寄り添った対応を行っています。
 最近は在宅での看取りも増えています。
 病院と在宅での人の亡くなり方には違いがあります。
 つねに救急が目的である病院の高度医療のなかでの亡くなり方とは違い、在宅医療の現場では非常に穏やかにターミナル期に入っていきます。ご本人が「病院は嫌だ」という場合、私たちも穏やかな気持ちでできる限りのことを誠心誠意行えます。やはり「家で亡くなりたい、看取りたい」という、ご本人・ご家族の希望が一番大事だと思います。訪問看護・訪問介護・訪問入浴・薬剤師なども含めたチームとしてそこに寄り添いながら、在宅で看取れたときに得られる充実感は非常に大きなものがあります。
 さらに、ご家族と信頼関係ができるよう努力しています。

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■緩和ケアプロジェクトに参加して■
2階病棟看護師


 癌は日本人の死因で最も多く、ターミナル期を迎え治癒の望めない患者の医療においては、生命の維持よりも、その身体的痛みや精神的苦痛を取り除くことを重点においたケアが、重要となっています。

 当院では2008年に、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士たちからなる『緩和ケアチーム』が発足され、月1回の会議で癌患者を中心に緩和ケアを実施している患者の症例検討をし、他職種間での情報共有と問題解決の場としています。

 WHOの定義では、緩和ケアとは生命を脅かす疾患に伴う問題に直面する患者と家族の生活の質(QOL)を改善するための方策で、疼痛および、身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題の早期かつ確実な診断・早期治療によって、苦痛の予防と軽減を図ることを目標とする、となっています。

 当院は在宅医療にも力を入れており、ご家族との関わりもとても密である為、患者はもちろんご家族を含めた緩和ケアという視点を大切にし、個々の求めているQOLを最後まで保てるよう、援助していきたいと思います。


■感染対策■
3階病棟看護師


 感染委員では、2ヶ月に1度、病院内の巡回パトロールを実施しています。針のリキャップがされていないか?感染ゴミと一般ゴミが正しく分類されているか?環境が清潔で整理整頓されているか?一処置一手洗いが徹底されているか?等チェックをしています。最近では、マニュアルの見直しも行いました。

 冬には、ノロウイルスやインフルエンザの流行に備え学習会を開きました。私が担当したのは“手指消毒”です。手指消毒液は1人の患者様に1日20ml使用するのか良いとされています。

 1回の使用量は、ポンプを下まで押し、充分な量で手指消毒をしないと意味がないとされています。調べてみると、ポンプを下まで押している人は少なく、1回の使用量が不足していることが分かりました。正しい量と正しい方法で手指消毒をしなければ意味が無いことを伝えたいと思い、参加者全員にポンプを下まで押していただき、正しい量を実感していただきました。また、蛍光塗料を混ぜ手洗いミスが発生しやすい部位を理解していただきました。学習会後、手指消毒液の使用量が徐々に増えてきました。

 最初は、何となく感染委員をしていましたが、感染委員の活動を通して、自分自身を感染から守り、感染を広めないため、私に何ができるのか?と考え意識するようになり、たのしく活動しています。


■褥瘡委員としての働き■
3階病棟看護師


 2008年に当院で褥瘡対策とNST委員会を立ち上げました。褥瘡患者様を毎月1回褥瘡パトロールで写真撮影をし、DESIGN評価を看護師が行っています。写真撮影・記録は事務が担当しています。

当院は寝たきりの患者様が多く、栄養状態が不良な方、拘縮がつよい方等褥瘡ができやすい環境にいます。そのため、適したエアーマットや除圧マットを使用し、患者様に合った褥瘡予防を行っています。又、栄養状態が不良な方は血液データを定期的にチェックし、アルブミンや総タンパクと照らし合わせ、胃ろうやマーゲンチューブを使用した経菅栄養や点滴管理を行っているかでカロリー計算をして、NST委員会にかけて、褥瘡の改善を図っています。また委員会では医師、看護師、薬剤師、言語聴覚士、栄養士などで褥瘡患者様のDESIGN評価と写真を見ながら前回と比較して、経過をおって改善策を検討しています。

そして、定期的に各職種で学習会を開いています。他職種が集まり、各々の分野ごとで知識を持ち寄り、共有することがとても大事だと思います。これからも、褥瘡予防とケアの向上に努めていきたいと思います。


■リスクマネジメント委員会活動について■
外来看護部門より


 2012年9月にリスクマネジメント委員会が立ち上げられました。

リスクマネジメントの意味・目的は
「事故や危険を予め予測し、回避する事。起こってしまった事故の集計、分析を行い防止策を立てること」です。
すなわち、リスクマネジメント委員会は病院内の事故・インシデントに対応するべく活動しています。

 委員会のメンバーは看護科、薬剤科、医事課、検査課、放射線科、リハビリ科、健診科、栄養科、総務課などの各部門からで構成されています。

 委員会は毎月1回開催され、各部署から提出される、事故やインシデント報告書の中から事例を選んで、全員で事故防止策について検討を行っています。これまでのインシデント報告は個人の注意喚起にとどまる傾向にありましたが、委員会メンバーで情報を共有するようになり、注意・対策を他部署にも働きかけたほうがよいもの、部門間の調整が必要なものなどが目に見えるようになってきました。まだ発足して一年も満たないですが、今後、学習会なども予定されています。

 私も委員会の一員として、メンバーと協力し、交流をはかりながら、リスクマネジメントに対する意識を高めていきたいと思います。

 患者様にとって、安心な病院であること、安全な医療を提供することを目標に委員会メンバー・病院職員と共に頑張っていきたいと思います。


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